「0歳からモンテッソーリを取り入れるなら、何をすればいい?」「新生児や生後1ヶ月でも遊べるおもちゃはある?」と気になっているママ・パパもいるのではないでしょうか。
0歳の赤ちゃんは、月齢とともに見えるものやできることが少しずつ変わっていきます。そのため、おもちゃも「知育に良さそうだから」と選ぶのではなく、赤ちゃんの発達やそのときの様子に合わせて、無理なく楽しめるものを選ぶことが大切です。
この記事では、モンテッソーリの考え方を取り入れながら、0ヶ月(新生児)・生後1ヶ月・生後2ヶ月に楽しめるおもちゃや遊びを紹介します。
新生児期から取り入れやすい白黒カードについても、「なぜ赤ちゃんが見やすいの?」「いつまで使える?」まで詳しく見ていきましょう。
0歳からできるモンテッソーリとは?
モンテッソーリ教育というと、専用の教具を使った「知育」をイメージするかもしれません。
しかし0歳では、何かを覚えさせたり、できるように練習させたりすることより、赤ちゃんが自分で見たり、聞いたり、体を動かしたりできる環境を整えるという考え方が取り入れやすいでしょう。
モンテッソーリでは、子どもの様子を観察し、その時期に合った環境を用意することを大切にします。
そのため、新生児期から高価な知育玩具をたくさん用意する必要はありません。赤ちゃんの顔を見て話しかけたり、見やすい模様を用意したり、成長に合わせてモビールなどを取り入れたりすることも、家庭でできる一つの方法です。
0ヶ月・新生児におすすめのモンテッソーリおもちゃ・遊び
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ遠くのものをはっきり見ることが得意ではありません。
新生児期は、たくさんのおもちゃを与えるよりも、近い距離にある顔や、見やすい模様などをゆっくり見ることができる環境を作ってみましょう。
白黒カード・高コントラストの模様
白と黒など、明暗の差が大きい模様は、月齢の低い赤ちゃんでも見つけやすいとされています。
市販の白黒カードを使うほか、白い紙に太い黒線や大きな丸、しま模様などを描いて見せる方法もあります。
「長く見せなければ」「集中させなければ」と考える必要はありません。赤ちゃんが見ているようなら少し見守り、顔をそらしたり嫌がったりしたら終わりにしましょう。
高コントラストのモビール
モンテッソーリの乳児期の環境では、赤ちゃんが見るためのモビールが取り入れられることがあります。
0ヶ月では、白黒などコントラストの分かりやすいデザインから取り入れる方法があります。
モビールは赤ちゃんが触って遊ぶものではなく、まずは目で眺めるものとして、安全な位置に設置しましょう。
ママ・パパの顔を見る
特別なおもちゃがなくても、ママやパパの顔は赤ちゃんにとって身近な視覚刺激の一つです。
抱っこや授乳、おむつ替えなどのときに、赤ちゃんの近くでゆっくり話しかけてみましょう。
おもちゃを使うことだけが、0歳の赤ちゃんとの遊びではありません。
生後1ヶ月におすすめのモンテッソーリおもちゃ・遊び
生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、約20〜30cmほどの距離にあるものに焦点を合わせやすく、白黒などコントラストの強い模様を好む傾向があります。
そのため、この時期も白黒カードや高コントラストのモビールは取り入れやすいおもちゃです。
白黒カードを近くで見せる
赤ちゃんが起きていて機嫌のよいときに、白黒カードを見やすい位置に置いてみます。
カードを顔に近づけすぎたり、赤ちゃんに見せるために無理に顔の向きを変えたりする必要はありません。
見ているようならそのまま見守り、興味がなくなったら終わりにします。
ゆっくり動くモビールを見る
高コントラストの色や模様を使ったモビールも選択肢になります。
モンテッソーリでは、乳児向けの視覚用モビールとして「ムナリ・モビール」が知られています。白・黒を基調とした幾何学的な形などで構成され、空気の流れによってゆっくり動きます。
ただし、赤ちゃんの発達には個人差があります。月齢だけで「このおもちゃを使わなければならない」と考えず、赤ちゃんの反応を見ながら取り入れましょう。
生後2ヶ月におすすめのモンテッソーリおもちゃ・遊び
生後2ヶ月頃になると、顔をよく見たり、周囲への反応が少しずつ増えてきたりします。
この時期も高コントラストの画像や絵本などは遊びの選択肢になります。
白黒+色のあるカードや絵本
白黒カードをすぐに卒業する必要はありません。
赤ちゃんが興味を示しているなら引き続き使いながら、色のある絵や模様なども少しずつ見せてみましょう。
モビールを目で追って楽しむ
赤ちゃんによっては、動くものを目で追う様子が少しずつ見られるようになります。
モビールを使う場合も、赤ちゃんが自分で見ることを大切にし、激しく動かして追わせる必要はありません。
顔を見ながら話しかける・歌う
生後2ヶ月頃は、おもちゃだけでなく、ママ・パパが顔を見ながら話しかけたり、歌ったりする遊びもおすすめです。
赤ちゃんの表情や視線を見ながら、ゆっくりコミュニケーションを楽しみましょう。
新生児・赤ちゃんに白黒カードを見せるのはなぜ?
「赤ちゃんにはカラフルなおもちゃの方が楽しそう」と思うかもしれませんが、月齢の低い赤ちゃんは大人と同じように周囲を見ているわけではありません。
特に生後間もない時期は遠くのものがぼやけて見え、1ヶ月頃には白黒などコントラストの強い模様を好む傾向があります。
そのため、白と黒のように明暗差が大きいカードは、月齢の低い赤ちゃんにも見つけやすい視覚刺激として使われています。
ただし、白黒カードを見せることで「頭が良くなる」「集中力が必ず高まる」といった効果を期待するものではありません。
赤ちゃんが見やすい模様を、一緒に楽しむ遊びの一つとして考えるのがよいでしょう。
赤ちゃんの白黒カードはいつまで?
白黒カードに「生後○ヶ月になったら必ず終了」という決まりはありません。
赤ちゃんの視覚は成長とともに発達し、興味を示す色や形も少しずつ広がっていきます。
そのため、白黒カードだけを長く使い続ける必要はありませんが、赤ちゃんが興味を示している間は遊びの一つとして使ってかまいません。
生後2ヶ月頃になったら白黒カードをすべてやめる、ということでもありません。白黒の模様を残しながら、色のある絵本やおもちゃなど、見るものの種類を少しずつ増やしていく方法もあります。
月齢よりも、赤ちゃんが「見ているか」「興味を示しているか」を一つの目安にしてみましょう。
赤ちゃんに鏡を見せるモンテッソーリの環境
モンテッソーリの乳児向け環境では、赤ちゃんが過ごす床に近い位置に鏡を取り入れることがあります。
ただし、鏡を見せれば自己認識や自己肯定感が高まる、と単純に考える必要はありません。
赤ちゃんが鏡に映る動きや顔に興味を示すようになったら、遊びの一つとして取り入れてみてもよいでしょう。
使用する場合は、割れにくく赤ちゃん向けに作られた鏡を選び、倒れたり外れたりしないよう安全に設置してください。
0歳のモンテッソーリおもちゃを使うときの注意点
0歳のおもちゃは、知育効果よりもまず安全に使えることが大切です。
- 対象月齢や製品の使用方法を確認する
- 小さな部品など、誤飲につながるものを近くに置かない
- ひもやコードが赤ちゃんの手の届く位置にこないようにする
- 手作りカードなどを使う場合も、赤ちゃんが口に入れたり破片を飲み込んだりしないよう見守る
- 鏡は割れにくい乳児向けのものを使用し、安全に固定する
- 赤ちゃんが嫌がったり疲れたりしている様子なら遊びをやめる
特に吊り下げ式のモビールは、赤ちゃんが手を伸ばして届く位置に設置しないようにしましょう。成長して体を起こしたり手が届くようになったりしたら、製品の説明に従って取り外すことも必要です。
また、睡眠スペースにカードやおもちゃを置いたままにせず、遊ぶ時間と眠る環境は分けて考えましょう。
まとめ:0歳のモンテッソーリは月齢と赤ちゃんの様子に合わせよう
0歳からモンテッソーリの考え方を取り入れるために、特別なおもちゃをたくさん揃える必要はありません。
大切なのは、赤ちゃんの発達や興味を観察し、そのときに楽しめる環境を用意することです。
- 0ヶ月・新生児:白黒カード、高コントラストの模様、顔を見る
- 生後1ヶ月:白黒カード、高コントラストのモビール
- 生後2ヶ月:高コントラストの画像や絵本、モビール、顔を見ながらの語りかけ
白黒カードも「何ヶ月まで」と厳密に区切る必要はありません。赤ちゃんが興味を示しているなら楽しみながら使い、成長に合わせて色や形の異なるものへ少しずつ遊びを広げていきましょう。
おもちゃを見せても反応が少ない日があっても、無理に遊ばせる必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、親子で無理なく楽しめる時間にしてください。
あわせて読みたい
新生児のお世話で「思っていた以上に大変」「疲れた」と感じている方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 新生児の育児がしんどい・辛い…いつまで大変?疲れたときの対処法
この記事を書いた人
IdeaPuzzle BABY STORE 編集部
妊娠・出産・育児に関する情報を、信頼できる情報源を確認しながら分かりやすくお届けしています。



