赤ちゃんが寝る音は?寝かしつけにおすすめの波の音・ホワイトノイズ・胎内音を解説

赤ちゃんが寝る音は?寝かしつけにおすすめの波の音・ホワイトノイズ・胎内音を解説

「抱っこでは寝るのに、布団に置くと起きてしまう…」
「赤ちゃんが寝る音ってあるの?」

新生児期の寝かしつけで、波の音やホワイトノイズ、胎内音を試してみようと思ったことがあるママ・パパも多いのではないでしょうか。

実は、ホワイトノイズなどの一定の音が、赤ちゃんの寝かしつけを助ける可能性は研究されています。

一方で、「40Hzなら眠る」「この音なら必ず泣き止む」といった魔法の周波数が確認されているわけではありません。

では、赤ちゃんの寝かしつけにはどんな音を試せばいいのでしょうか?

この記事では、波の音・ホワイトノイズ・ピンクノイズ・胎内音の違いから、赤ちゃんが寝付く音の選び方、胎内音はいつまで使えるのか、安全な使い方まで詳しく解説します。

赤ちゃんがホワイトノイズなどの音を聞きながら眠っている様子

赤ちゃんが寝る・落ち着く音にはどんなものがある?

赤ちゃんの寝かしつけに使われる音には、いくつか種類があります。

  • ホワイトノイズ:「サーッ」という一定の音
  • ピンクノイズ:ホワイトノイズより低音が強く、柔らかく感じやすい音
  • 波の音・雨の音:一定のリズムが続く自然音
  • 胎内音:お腹の中で聞こえていた環境をイメージした音
  • 心音・子守歌:一定のテンポや繰り返しのある音

赤ちゃんによって、落ち着く音は違います。

「ホワイトノイズでは反応しなかったけれど、波の音では落ち着いた」ということもあれば、その逆もあります。

そのため、最初からひとつに決めるのではなく、いくつかの音を試して赤ちゃんの反応を比べてみるのがおすすめです。

ホワイトノイズは赤ちゃんの寝かしつけに効果がある?

赤ちゃんの寝かしつけ用の音として、よく知られているのがホワイトノイズです。

ホワイトノイズとは、さまざまな周波数成分を含む「サーッ」というような連続音のこと。

一定の音が続くため、ドアの開閉音や家族の話し声など、突然聞こえる生活音を目立ちにくくする働きがあります。

新生児を対象にした研究もある

ホワイトノイズと赤ちゃんの睡眠については、実際に研究も行われています。

1990年に発表された新生児40人を対象としたランダム化試験では、ホワイトノイズを聞かせた20人のうち16人(80%)が5分以内に眠ったのに対し、対照群では20人中5人(25%)でした。

小規模で古い研究なので、この数字だけで「ホワイトノイズを使えば80%の赤ちゃんが眠る」と考えることはできません。

それでも、ホワイトノイズが赤ちゃんの寝かしつけを助ける可能性を示した研究のひとつとして参考になります。

最近の研究でもホワイトノイズと乳幼児の睡眠について検討が続いており、睡眠時間や睡眠効率など一部の指標で改善が報告されています。

つまりホワイトノイズは、「ただの迷信」ではなく、赤ちゃんの寝かしつけ方法のひとつとして研究されている音と考えるとよいでしょう。

波の音・ピンクノイズはどう違う?

ホワイトノイズの「サーッ」という音が少し強く感じる場合に試してみたいのが、波の音やピンクノイズです。

波の音

波の音は、「ザーッ……ザーッ……」と一定のリズムを繰り返す自然音です。

睡眠用の動画やアプリでもよく使われているため、赤ちゃんの寝かしつけで試している家庭もあるでしょう。

波の音そのものに「赤ちゃんを眠らせる特別な作用」が証明されているわけではありませんが、一定の穏やかな音として寝かしつけに取り入れることはできます。

特にホワイトノイズの機械的な音が苦手そうな場合は、波の音を試して反応を比べてみるのもよいでしょう。

ピンクノイズ

ピンクノイズも、さまざまな周波数を含むノイズの一種です。

ホワイトノイズとは周波数成分のバランスが異なり、高い周波数ほどエネルギーが小さくなるため、ホワイトノイズより低く柔らかい印象に聞こえることがあります。

雨音や波の音など、一部の自然音にもピンクノイズに近い性質があります。

ただし、「ピンクノイズの方がホワイトノイズより赤ちゃんがよく眠る」とまでは言えません。

ホワイトノイズが合わなければ、ピンクノイズや波の音を試してみる。そんな使い分けがおすすめです。

赤ちゃんの寝かしつけに使うホワイトノイズや自然音のイメージ

胎内音は赤ちゃんが落ち着く?いつまで使える?

「胎内音を聞かせると赤ちゃんが泣き止む」という話を聞いたことがある方もいるでしょう。

胎内音とは、赤ちゃんがお腹の中で聞いていた環境をイメージして作られた音です。

「ザーッ」という連続音や心音などを組み合わせた音源が、動画・アプリ・ベビー用品などで使われています。

赤ちゃんによっては、こうした一定の音を聞くことで落ち着くことがあります。

ただし、胎内音なら必ず泣き止む、必ず眠るというものではありません。

胎内音はいつまで効果がある?

「胎内音はいつまで使えるの?」という疑問も多いところです。

結論からいうと、「生後○ヶ月になったらやめる」という明確な期限はありません。

新生児期に好んでいた音にだんだん反応しなくなったり、成長とともに子守歌など別の音を好むようになったりすることもあります。

月齢だけで区切るのではなく、赤ちゃんの反応を見ながら続けるか卒業するかを考えればよいでしょう。

赤ちゃんが泣き止む音・寝付く音はどれ?

「結局、何から試したらいいの?」という場合は、次の順番で比べてみると分かりやすいです。

特徴 こんな時に試しやすい
ホワイトノイズ サーッと一定の音 周囲の生活音が気になる時
波の音 ゆっくり繰り返す自然音 柔らかい音を試したい時
ピンクノイズ 低音が強めで柔らかい印象 ホワイトノイズが強く感じる時
胎内音・心音 胎内環境をイメージした音 新生児期の寝かしつけなど
子守歌 声と一定のリズム 抱っこと組み合わせたい時

最初はホワイトノイズを試して、合わなければ波の音、ピンクノイズ、胎内音……というように変えてみても構いません。

「人気の音」より「自分の赤ちゃんが落ち着く音」を見つけることの方が大切です。

ドライヤーや掃除機の音で泣き止むのはなぜ?

ドライヤー、掃除機、換気扇などの「ゴーッ」「ザーッ」という音で、急に赤ちゃんが静かになった経験がある方もいるかもしれません。

これらも、一定の連続音という点ではホワイトノイズに似た特徴があります。

ただし、ドライヤーや掃除機を寝かしつけのために赤ちゃんの近くで長時間動かし続ける必要はありません。

赤ちゃんがそのような音を好むのであれば、ホワイトノイズや似た音源を小さな音量で流す方が使いやすいでしょう。

40Hzは「赤ちゃんが眠る魔法の周波数」?

ネット上では、「40Hzの音が脳波に働きかける」「40Hzを聞かせると眠りやすくなる」といった情報を見かけることがあります。

40Hzの音刺激については、脳活動や認知機能との関係など、さまざまな研究が行われています。

しかし、ここは少し注意が必要です。

40Hzに関する研究があることと、「40Hzを聞かせれば赤ちゃんがよく眠る」ということは別の話です。

乳幼児を対象とした40Hzの研究には、聴覚反応を測定するための研究などがありますが、赤ちゃんの寝かしつけに40Hzが特別に有効だと示したものではありません。

そのため、40Hzを「赤ちゃんが眠る魔法の周波数」と考える必要はありません。

寝かしつけ目的なら、周波数の数字にこだわるより、ホワイトノイズ・波の音・胎内音などを実際に試して、赤ちゃんが落ち着くかどうかを見る方が実用的です。

音を寝かしつけの「合図」にする方法

お気に入りの音が見つかったら、毎日の寝かしつけで同じように使ってみる方法もあります。

例えば、

  1. 夜になったら部屋を少し暗くする
  2. 授乳やおむつ替えを済ませる
  3. ホワイトノイズや波の音を流す
  4. 抱っこや子守歌で落ち着かせる
  5. 眠ったら安全な寝床へ

といったシンプルな流れです。

音だけに頼るのではなく、毎晩似た流れを作る中で「寝る時間に使う音」として取り入れると使いやすいでしょう。

ただし、新生児期はまだ昼夜のリズムも発達途中です。

「毎日同じようにやっているのに2時間で起きる」ということがあっても、それだけで寝かしつけが失敗しているわけではありません。

▶ 新生児が夜中に2時間おきに起きる…いつまで続く?

赤ちゃんを抱っこしながら穏やかに寝かしつける様子

赤ちゃんにホワイトノイズなどを聞かせるときの注意点

ホワイトノイズなどを使う場合、一番気をつけたいのは「大きな音を赤ちゃんの近くで長時間聞かせないこと」です。

乳児向けのスリープマシンの中には、設定によってかなり大きな音が出る製品もあります。

そのため、

  • スピーカーやスマートフォンを赤ちゃんの頭元に置かない
  • 赤ちゃんからできるだけ離して使用する
  • 必要以上に音量を上げない
  • 大音量で長時間流し続けない

ことを意識しましょう。

特に「泣き声に負けないように」と、どんどん音量を上げる使い方は避けましょう。

ホワイトノイズは、大きければ大きいほど効果が高くなるものではありません。

スマートフォンはベビーベッドの外へ

スマートフォンで音源を流す場合も、赤ちゃんの枕元やベビーベッドの中に置く必要はありません。

機器や充電コードなどが赤ちゃんの睡眠スペースに入らないよう、離れた場所から流しましょう。

赤ちゃんが眠ったら「安全な寝床」へ

ホワイトノイズや抱っこで赤ちゃんが眠ったとしても、最後に大切なのは安全な睡眠環境です。

赤ちゃんは仰向けに寝かせ、硬く平らな寝床を使い、周囲に枕・クッション・柔らかい寝具などを置かないことが基本です。

寝かしつけの「音」と、実際に眠る「環境」は分けて考えましょう。

まとめ|赤ちゃんが寝る音は、いくつか試して「お気に入り」を探そう

赤ちゃんの寝かしつけに使われる音には、ホワイトノイズ、波の音、ピンクノイズ、胎内音などがあります。

中でもホワイトノイズについては、新生児や乳幼児の睡眠との関係を調べた研究があり、寝かしつけを助ける可能性が研究されています。

一方で、「40Hzだから眠る」「胎内音なら必ず泣き止む」といった魔法の音があるわけではありません。

まずは、

  • ホワイトノイズ
  • 波の音
  • ピンクノイズ
  • 胎内音
  • 子守歌

などを小さな音量で試してみて、赤ちゃんが落ち着く音を探してみましょう。

一番大切なのは、「どの音が科学的に最強か」ではなく、その赤ちゃんに合っているかどうか。

お気に入りの音が見つかったら、寝る前のルーティンのひとつとして上手に取り入れてみてください。


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この記事を書いた人

IdeaPuzzle BABY STORE 編集部

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